本日のトラブル

　本日のトラブル、パート1。クリートのボルト脱落す！

　いい経験になりました。勉強やね。いまにして思うと、家を出て10kmぐらいから感じ始めたいくつかの細かな（鈍感ゆえに細かく思える）違和感の一つ一つ、すべて伏線でした。「クリートの位置がいつもと違う気がする……気のせいか？」「さっきまで調子よくキャッチできてたのに、はまらねー」（志村クリート、クリート！w）

　きわめつけは、「ちゃりーん？ 何かが落ちた？」停車して、ジップロックの500円玉はある……とか、サドルバッグちゃんと閉まってるかとか、ボトルケージのボルトも外れてないなとか、思い当たるところは問題ない。ブレーキも変速も異常なさそう。何か金属片でも踏んで跳ね上げたかな？ パンクは大丈夫そう……なんて再スタートを切ったのですが、足裏は意識の盲点でした。いやはや。

　すでに左のクリートのボルトは2つのみ。しかもおそらく緩んでいるところに変な負荷がかかっていたのでしょう。2つめの脱落がどの地点だったかは分かりませんが……先述ちゃりーんポイントから20kmばかり進んだあたりで、野球少年たちが大勢いて一時的に道がなかったのでいったん停車して左足をペダルから……外れなくね？！ ぐにゃぐにゃだ！

　よーやくですよ。事ここに至ってさすがに状況を把握。すぐに右を外して、左は靴をペダルに残したまま脱いで(笑)、せっかく道を空けてくれた野球少年たちが横目でちらちら牽制する中クールにサドルバッグから工具を取り出し、両方のクリートを外してUターンと相成りました。

　ここでさらにミスを重ねていたのです、たぶん。

　この時点でボルトが4つあったのだから、左右とも2つずつしっかり締めて行けばこのあとの苦労は軽減されていたのかも知れません。が、1kmぐらい戻って、あんまりペダルが滑るから左右2ボルト体制にしようと思ったときにはボルトがさらに脱走していて、残数3。あっちゃー。アホやなぁあ。

　さらに数キロ戻ってコンビニで愛と靴下を買い、靴下をシューズの上から履いてみましたが、たいして変わらなかったかも。クリートレスのビンディング靴とSPL-SLペダルが滑る滑る。信号待ちのあと走りだそうとして滑って、サドルが刺さった^{[どこに？]}ときには涙目ですよ。そこから家まで気分的に遠いし、車道に出たときは怖いし……。うーん、勉強でした。

　ちなみに愛の内訳。「あ、袋はけっこうです。（靴下の）ガワ外させてもらっていいですか」 コンビニのおばちゃん「いいですよ～♪」 「ありがとうございます、べりべり」 おばちゃん「それ捨てときますよ～」 「おお……ありがとう、ありがとうございます……！」

　パート2。ハスりハスられ落車、転倒

　滑るペダルでとぼとぼ道を引き返していると、前方に補助輪付き自転車で走行する2名の少年を発見しました。狭隘な道で追い抜くときに足が滑って当たったりしてはいけないと徐行して数メートルうしろについていると、後ろの少年が前の少年をハスるハスる。おっさんがプレッシャー掛けてしまったかなー？ だったらほんと申し訳ない。けっきょく少年2人とも落車、転倒。でも泣かなかった偉いぞ。わたくしの後ろから来ていた超親切な紳士と少年たちの（推定）父ジョガー上がなだめたり自転車起こしてあげたりするのを脇目に、出る幕ないなと先へ行くわたくしは人でなし鬼悪魔の面目躍如ですね。